積極的に運用することも必要
貯蓄、支出、収入を把握したところであなたの資産寿命はどのくらいだろうか。20年以上、なにもしなくてもいまと同じ生活ができる人もいれば、1年後に資産が底をついてしまう人もいるだろう。
「そもそも公的年金だけで生活できる人はほとんどいません。自分の生活水準に足りなければ、体が動くうちは働いて収入を得ることです。そして年金を繰り下げて受給額を増やすといい。また、60才前後は投資を始める“ラストチャンス”ともいえますから、生活の余剰金があるなら、目減りを防ぐ目的で、インフレ対策として新NISAなどを活用するのは手でしょう」(黒田さん)
内山さんは、投資に回せるお金があるなら「積極的に運用して」と話す。
「物価高が報じられていますが、物価は基本的に上昇していくのが本来の形です。1990年代後半から数十年近くモノの値段が変わらない方が異常といえます。これから20年、30年後はさらに物価は上がっていく可能性が高いため、銀行に預けているだけでは対策になりません。投資をすることは、資産を守り、長生きさせることにもつながります」
頼藤さんも続ける。
「いまはインフレの時代ですから、銀行預金だけではお金は目減りしていく一方です。額面が減らなくても、価値が減っていく。ただしビットコインやFXといったハイリスク商品は御法度で、長期でコツコツ増やすことが目指せる投資信託をおすすめします」
ただし、運用商品は自分で選ぶことが鉄則だ。
「銀行や知人からすすめられて、よくわからないままに始めると失敗しやすいです。わからないならやらない、やるなら自分できちんと理解してからにしてください」(内山さん)
(後編に続く)
※女性セブン2026年3月12日号