相撲ブームで連日満員御礼に
まさに「荒れる春場所」となった。優勝候補だった横綱・大の里が初日から3連敗して4日目からまさかの休場。さらに、前相撲から史上最速の所要16場所での横綱昇進に挑戦した大関・安青錦は中日までに5敗。12日目には大栄翔にも敗れて7敗目を喫し、綱獲りが一転カド番になる可能性も出てきた。
念願の横綱での初優勝を目指す豊昇龍は、中日までに横綱在位7場所で通算15個目となる今場所2個目の金星を配給。12日目には霧島との直接に敗れて優勝戦線から脱落した。大関・琴櫻も中日までに4敗するなど、横綱・大関は優勝に絡むことができなかった。
大関復帰を目指す関脇・霧島が終盤まで1敗を守る。昨年の九州場所の11勝は平幕だったが、初場所では優勝した安青錦を破っての2場所連続11勝を挙げ、春場所で優勝に絡む2ケタ勝利なら再大関の声もあった。
霧島は期待通りの活躍をしたが、場所を盛り上げたのは静岡県から96年ぶりに新三役となった熱海富士、関脇で36歳になる元大関の高安、平幕では昨年の名古屋場所で初優勝した琴勝峰、ご当地場所となる豪ノ山、準地元の京都出身で21歳の小兵力士の藤ノ川らだった。土俵の異変は館内の土産物売り場にも影響した。
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