パワーワードを探せ!
あまり大きな声で言いたくないのですが、記事欄には四季報記者さんが「この会社は有望です!」と言いたいけれど言えない時に仕込む“パワーワード”が隠れています。もしこのワードを見つけたら、ニヤリとほくそ笑んでください。
●パワーワード1:「想定超」
そのまんまですが、想定を超えるほど業績が堅調、好調ということです。 例えば、眼鏡ブランド「Zoff」を展開するインターメスティック(262A)は、目黒蓮の広告パワーで想定以上にサングラスが売れているようです。業績欄を見ると、2025年12月期の予想値が、会社は59億8600万円に対して、四季報予想は63億円と強気です。「想定超」というワードから、会社が上方修正してくるだろうという読みがプンプンにおってきます。
●パワーワード2:「こなし」
何か不利な条件があっても、それを「こなし」て覆している時に使われます。 例えば、「あずきバー」で知られる井村屋グループ(2209)には、「物流費上昇こなし連続最高純益」とあります。ガソリン代も人件費も上昇しており、その費用の負担増という逆境にも負けず、利益を伸ばす強さを表しています。防災需要が寄与し菓子拡大というのも「へぇ~」ポイントですね。
●パワーワード3:「積極投資」
日本の会社は、リーマンショックのトラウマのせいかお金を貯め込む傾向にあります。しかし、財務が盤石でも会社が成長しなければ、株式会社としては褒められたものではありません。株主に報いるためには、つねに成長し続ける努力が必要です。そこで注目なのは「積極投資」している会社です。
東京會舘(9701)に「積極投資で他施設との差別化図る」とあります。東京會舘といえば、東京・丸の内の一等地にある名門宴会場です。国賓の接遇や「芥川賞・直木賞」の授賞式会場としても有名ですから、十分ブランド力はありそうですが、それに甘んじず積極投資する姿勢にうっとりします。その効果は業績にも表れており、連続増益更新中です。
※藤川里絵さん著『知識ゼロでも週3000円の投資で100万円が勝手に貯まる本』を元に一部抜粋して再構成
【プロフィール】
藤川里絵(ふじかわ・りえ)/個人投資家・株式投資講師・CFPファイナンシャルプランナー。2010年より株式投資をはじめ、主に四季報を使った投資方法で、5年で自己資金を10倍に増やす。普通の人が趣味として楽しめる株式投資を広めるため活動し、DMMオンラインサロン「藤川里絵の楽しい投資生活」を主宰。