なのなの氏は「MBO狙いの投資」をどう実践しているのか(写真:イメージマート)
日経平均株価が史上初の6万円に到達、日本株はかつてない高値圏で推移するが、中東情勢の混迷をはじめ予断を許さない状況が続いている。そうしたなか、儲けのチャンスをどう探せばよいのか。難度は高いが、株主対策の負担を減らして本業に集中したいなどと考える経営陣が自社株を買い取る「MBO(マネジメント・バイアウト)」を狙う手法が個人投資家の間で注目を集めている。
高配当株への投資をメインにTOB(株式公開買付)やMBOを狙って「資産2億円超、配当収入月55万円の億リーマン」として知られる兼業投資家・なのなの氏が語る。
「MBOを実施する企業が増えています。背景には、上場企業に資本の効率化を迫り、PBR1倍割れの是正などを求める東証の市場改革によって、上場企業の経営陣のなかには非上場化したほうが経営に集中しやすいとの考えが出てきました。加えて、経営陣を支援するPE(プライベートエクィティ)ファンドが活発化してきたことでMBOをしやすい環境となっています。
投資家にとっては、MBOを実施する場合、買取価格にプレミアムが上乗せされることが多い。そのプレミアムを狙って、先回りして投資しておけば大きなリターンが期待できるわけです。東証の調べでは、MBOのプレミアムは平均52%と、TOBの平均40%台半ばを上回ります。TOBよりもMBOのほうが狙ってもなかなか当たらない代わりに、より大きなリターンが期待できると言えるかもしれません。
また、割安な銘柄が多いので、そもそも底堅く、配当はじめインカムゲインに加え、MBOの思惑によって買いが進めばキャピタルゲインも期待できる。そこにMBOが実施されればさらなる大きなプレミアムが期待できるというのが、MBO狙いの投資の魅力と言えます」(以下、「」内コメントはなのなの氏)
