パチスロ人気復活の起爆剤となり得るのか?(イメージ。Getty Images)
パチスロの人気シリーズ『ミリオンゴッド』シリーズの最新作『スマスロ ミリオンゴッド -神々の軌跡-』(ユニバーサル、以下『スマスロ ミリオンゴッド』)が4月20日から全国のパチンコホールに導入された。空き台を探すのも難しいほど高稼働となっているが、出玉性能については、「かなり厳しい」との声も聞こえてくる。待望のホールデビューを果たした人気作は、パチスロ人気復活への起爆剤となり得るのか。そのポイントを探った。
その時代の最高レベルの射幸性を持ったシリーズ
『ミリオンゴッド』シリーズは、パチスロ遊技機の中でも特に射幸性が高いことで知られる。ビッグボーナスやレギュラーボーナスは搭載しておらず、「ゴッドゲーム(GG)」というAT(アシストタイム。小役を揃えられるようにナビが出る状態)で出玉を増やすゲーム性だ。
2002年に登場したシリーズ第1弾の『ミリオンゴッド』は、射幸性が高すぎるということでホールから撤去されたものの、その後2011年の『ミリオンゴッド ~神々の系譜~』、2015年の『ミリオンゴッド ~神々の凱旋~』といった正統後継機や、2014年の『アナザーゴッドハーデス -奪われたZEUS Ver.』などのスピンオフシリーズが登場し、それぞれ人気を博した。パチスロ事情に詳しいジャーナリストの藤井夏樹氏が説明する。
「撤去された4号機時代の初代『ミリオンゴッド』はもちろん、5号機時代の『ミリオンゴッド ~神々の凱旋~』や『アナザーゴッドハーデス -奪われたZEUS Ver.』も含め、その時代の出玉性能の規制の中で最高レベルの射幸性を持った機種として支持されたのがミリオンゴッドシリーズです。しかし、出玉規制が厳しくなった6号機の時代となってからは、いくつかスピンオフシリーズ機が登場しているものの、かつてのような“ミリオンゴッドらしい射幸性”は再現できず、ユーザーからの支持を得るまでに至りませんでした。
そんななか、現行のメダルを使わない“スマートパチスロ(スマスロ)”では、6号機初期に比べると格段に出玉規制が緩和されたことで、ある程度“ミリオンゴッドらしい射幸性”を再現できるようなり、そして登場したのが今回の『スマスロ ミリオンゴッド』です。2020年頃から開発中との噂は流れており、待望のホールデビューとなりました」(以下「」内同)
『スマスロ ミリオンゴッド』の販売台数は約2万台程度とされ、昨今のパチスロ機の中では“大ヒット”と言えるレベルだという。
「現在のパチスロ市場では、販売1万台で十分にヒットなので、『スマスロ ミリオンゴッド』の2万台という数字は、かなり大きい。ただ、超がつくほどの大人気シリーズであり、長らくユーザーが待ちわびていた新作ということを考えると、もう少し多くても良かったのではないかとも思います。実際に、導入直後から圧倒的な支持を得ており、多くのホールで開店から閉店まで終日稼働しっぱなしということも珍しくない。『打ちたくても、全然空いていなくて打てない』というユーザーの声も多い現実を見れば、2万台では足りないぐらいだと思います」
