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長生きリスクに備えるお金の工夫

《人生100年時代》老後最大の金銭的リスクは介護費 “介護破産”を避けるには介護認定を受けて自己負担を減らすことが何より重要 医療費削減には「定期通院」の見直しを

人生100年時代には介護への備えも必要(イメージ)

人生100年時代には介護への備えも必要(イメージ)

 今や人生は100年時代。正しく老後に備えなければ「長生き地獄」が待ち受けているが、健康リスクはもちろんお金のことも考えたい。人生100年時代の最大の金銭的リスクとなるのは介護費だ。

“介護破産”を避けるためにやりたいこと

 ファイナンシャルプランナーで社会保険労務士の蒲島竜也氏が語る。

「高齢期に最も大きな支出となるのが介護費です。デイサービスやショートステイの利用ならまだしも、高齢者施設入所となると毎月10万~15万円ほどの年金収入では不足するケースが散見されます。本人の資産だけでは賄えず、子世代が補填するケースも現実によく見られます。

 また、介護が不要で自立できる人でも怪我をして急性期病院で緊急手術をしたのち、一定期間を過ぎると病床確保のため介護施設に追いやられることがあります。その際、介護認定を受けていないと介護保険を利用できず、施設入居費や介護サービスの費用がすべて自己負担になりかねない。1~2か月ほど入居期間が続けば、自己負担が数十万円から数百万円に達することがあります」(蒲島氏。以下「」内は同じ)

 こうした“介護破産”を避けるには介護認定を受けることが重要だ。

「介護認定を受ければ介護保険を利用でき、自己負担額を1~3割に抑えられる。遅くとも80歳を過ぎたら介護認定の入り口である『要支援1』を取得したい。その年齢になれば目立った不調がなくても、かかりつけ医に診断してもらえる確率が高いです。かかりつけ医がいない場合は地域包括支援センターに相談するといいでしょう」

次のページ:1つの総合病院のなかで複数の診療科にかかる

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