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横浜駅の工事はいつ終わるのか

「永遠に工事が終わらない?」横浜駅はなぜ「日本のサグラダ・ファミリア」と呼ばれるようになったのか? 巨大化が続く歴史的経緯と2009年策定の大改造構想

スペイン・バルセロナに建設中のサグラダ・ファミリア(2017年6月撮影:小川裕夫)

スペイン・バルセロナに建設中のサグラダ・ファミリア(2017年6月撮影:小川裕夫)

横浜駅が巨大化してきた歴史的な経緯

 関東大震災後に多くの路線が集約された横浜駅だったが、それから20年足らずで、今度は戦災によって駅一帯は焼け野原になったってしまった。

 終戦後、横浜市は横浜の復興に取り組むが、桜木町駅や関内駅といった繁華街は連合国軍に接収されて手が出せなかった。そうした事情から、復興リソースは自然と横浜駅へ集中することになる。

 戦後復興期をくぐり抜け、高度経済成長になると、今度は東京の人口が爆増したこともあり、横浜市はニュータウン開発を急ぐ。利用者の急増は、横浜駅の巨大化を促すことにもつながった。そして横浜駅の工事も一段落、とはいかなかった。

 1980年代、横浜港に面したウォーターフロント地域で横浜市西区と中区にまたがる「みなとみらい21地区」の開発が進められる。この開発にあたり、横浜高速鉄道がみなとみらい線を建設。同線は2004年に東急東横線と相互乗り入れを開始するが、そのために横浜駅のホームを地下化するといった改良を加えている。ここでも、横浜駅の大規模な工事が発生した。

複数のメニューによる大改造構想

 その後も横浜駅は拡張・改良工事を繰り返してきた。それらは駅のみに限らず駅ビル・駅前広場・バス乗降場・ペデストリアンデッキといった駅周辺の附帯施設にも及んでいる。そして、2009年に横浜市は横浜駅の増改築・駅ビルの建て替え、駅前広場をはじめとする駅周辺の公共空間の整備といった横浜駅を中心に据えた複数のメニューによる大改造構想を策定した。

 同構想は「エキサイトよこはま22」と命名され、横浜市は開発に邁進してきたが、それが市民や駅利用者に「いつ横浜駅に行っても工事をしている」「横浜市の工事は永遠に終わらない」といった風評を生むことになった。

 そして、1928年に現在の場所に建てられてからもうすぐ100年になる横浜駅は、いつの頃からからか「日本のサグラダ・ファミリア」と未完の建築物になぞらえられるようになった。

 後編では、横浜駅の工事はこのあと、どのくらい続く見込みなのかについてレポートする。

取材・文・撮影/小川裕夫(フリーランスライター・カメラマン)

▼▼▼後編記事▼▼▼
【つづきを読む→】「終わらない横浜駅工事」の行く末 新たな計画策定も控えるなか、横浜市担当者が明かした“今後の工事が続く期間”

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