70代は「新たな出会い」が期待できる年代でもある(イメージ)
現役世代ではなく、かといって人生最終盤でもない。そんな狭間の期間が「70代」だ。本格的な衰えがやってくる手前、この年代の生き方を間違えると、どんなに充実した人生を歩んで来た人も、地獄の老後にまっしぐら。一方で不遇な現役時代を過ごした人も、70代の選択次第では天国の老後が待っている。大逆転のカギを握る70代をどうすれば正しく走ることができるのか。人付き合いの面で意識すべき点を、専門家がアドバイスしてくれた――。
やりたいことを10個書き出す
70代は「新たな出会い」が期待できる年代でもある。ファイナンシャルプランナーでセカンドライフアドバイザーの高伊茂氏(77)によれば、コミュニティの選び方やそこでの立ち居振る舞い次第で、これまで人付き合いで苦労した人も楽しく穏やかな交友を得られるチャンスがあるという。
「まだ出歩くことができる70代のうちに、これからやりたいことを10個書き出してみましょう。やりたいことがなければ“好きなこと”や“得意なこと”で構いません。自分の棚卸しをして望みやスキルを明確にしておくことが、新たな人間関係を築く第一歩になります」
現役時代の仕事や社会での経験を書き出すことも、これから何ができるかの指標となる。やりたいことや好きなことを意識したら、地域のサークルや講座、教室などに参加してみるといい。
「その際、自分より若い世代と交流するとITやAIなど、新たな知識を得られて刺激になります。お勧めなのは平日の朝に開講している勉強会やモーニングセミナー。仕事に関する勉強会にはあらゆる世代が参加しており、定年後に独立して事業を営んでいる人や現役の20代や30代も多い。現役の人たちと交流することで仕事につながる可能性もあります。経理や法務など自分の得意分野に参加すれば、若い世代に経験を求められることもあるでしょう」
