これからのマンション購入では、金利上昇や修繕積立金の増額も視野に入れた資金計画が欠かせない(写真:イメージマート)
東京23区のマンション価格はここ数年、高騰を続けてきた。しかし、足元では都心6区(千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区・文京区)の中古マンション価格の上昇が一服するなど、相場の過熱感にも変化の兆しが見え始めている。一方で、日銀の利上げによる住宅ローン金利の上昇や、湾岸タワマン市場の成約件数の伸び悩みも重なり、「マンション価格はこのまま上がり続けるのか」という見方も出てきた。
こうした局面でマンションを購入する際には、価格の上下に一喜一憂するのではなく、「将来も資産価値を維持できる物件か」「無理のない資金計画になっているか」を冷静に見極めることが重要になりそうだ。40代の会社員で、妻と子供の3人で暮らすブリリアント氏は、2022年頃に都心近くのタワマンを購入。その後、購入価格に対して約1.7倍まで上昇したという。
一方、現在の不動産市場については、「これまでのような価格上昇は期待できない」と見る。生活者の視点からマンション購入のポイントをXで発信して支持を集める同氏が、物件選びで持つべき“視点”を語ってくれた。
再開発は「計画」ではなく「実現可能性」を見る
「物件を購入するエリアを選ぶ際、『再開発』に着目するのは非常に重要なことだと思います。私自身も再開発が今後も続くと思えるエリアへの『近さ』『アクセスの良さ』を購入の条件のひとつにしていました。
ただ、これからの再開発で注意しなければならないのは、再開発が頓挫するケースです。円安による建築資材価格の高騰に加え、人手不足も深刻化しています。建築コストは今後も上昇していくでしょう。そうなると再開発そのものが頓挫するケースや、大幅に遅れるケースも出てくると思います。都心部の再開発は大手デベロッパーが本腰を入れて進めるプロジェクトなので比較的、心配は少ないと思いますが、都心から離れたエリアでは厳しい案件も出てくるかもしれません。再開発に注目するのであれば、その実現可能性まで見極めることが大切です」(以下、「」内はブリリアント氏のコメント)
