75歳から意識したい「健康習慣の見直し」(イメージ)
多くの人が現役を退き、本格的に人生後半戦へと突入する70代だが、後期高齢者となる75歳を過ぎると景色がガラリと変わる。この節目の歳には「やめること」「手放すこと」「離れること」が多数あるという。健康面で人生最後に後悔しないための知恵を医師が指南する。
75歳からの運動・スポーツ
健康面で75歳から意識したいのは「関節」の衰えだ。秋津医院院長の秋津壽男医師が指摘する。
「筋肉は努力すれば何歳になっても鍛えられるが、関節の軟骨は高齢になってから鍛えようとしても無理です。特に何十年も体重がかかり続けたひざの関節はすり減りやすく、70歳以上の多くの人は変形膝関節症を持っています。またこの年代は腰にかかる負担も同様に大きい」(以下、「 」内は秋津医師)
ひざと腰に爆弾を抱えやすい75歳からの運動・スポーツは「無理をしない」ことが大きなポイントだ。
「75歳以降の運動で大事なのは自分のペースでできることです。ひざへの負担が大きいジョギングよりもウォーキングのほうが適しています」
相手と競争するスポーツは自分のペースが崩れ無理することにつながるため避けるのが無難だ。
「テニスなら試合をするより壁打ちするほうがいい。75歳からのスポーツは勝負よりもマイペースで継続できることが重要です」
急な動きや激しい動きなどがなく高齢者に適しているとされるゴルフだが、グリーンには特に注意が必要だ。
「ゴルフ場で倒れる危険が高いのはフェアウェイよりグリーンです。特に1メートル前後のパットは入れごろ外しごろでアドレナリンが分泌され心臓へのリスクが大きい。心臓が悪かった元アメリカ大統領アイゼンハワーのように、グリーンに乗ったらパッティングをせず無条件で2パットとしてカウントするなど、心臓に負担がかからないルールを取り入れる工夫が求められます」
