夜更かしのコストは「翌日」にも出る
“リベンジ夜更かし”による出費は、深夜の通販や課金だけでは終わらない。寝不足で翌日の生活リズムが崩れることで、思わぬ出費につながるケースもあるという。
都内で働く会社員の女性・Cさん(30代/IT系勤務)は、平日の夜に動画やSNSを見続けてしまい、翌朝の起床時間にも影響するようになった。
「夜更かしした翌日は、まず朝起きられないんです。本当は家で朝食を食べたり、お弁当を用意したりしたいのに、時間がなくてコンビニで済ませることが多くなりました。眠気覚ましにカフェラテやエナジードリンクを買うこともあります。遅刻しかけてタクシーを利用することも増えますし……。
夜も疲れて帰ってくるので、スーパーに寄って料理するより、デリバリーでいいやとなる。1回ごとは大した金額じゃないんですが、週に何度も続くとそれなりの出費になります」(Cさん)
リベンジ夜更かしは、単に「意志が弱いから夜更かししてしまう」という話ではない。日中に自分の時間や選択権が少ない人ほど、夜に自由を取り戻そうとする。
一方で、スマホの中には、ショート動画、レコメンド広告、ワンクリック決済、期間限定セール、少額課金といった、疲れた夜の判断力に入り込む仕組みが詰め込まれている。やめたいけれど、やめられない。その背景には私たちの「だらしなさ」だけでは片づけられない問題があるようだ。