値下げも散見されるという大阪タワマン市場の現状とは(写真:イメージマート)
首都圏にも劣らない勢いで価格が高騰してきた大阪の不動産市場。しかし、ここに来て大阪市内のタワーマンション市場では、売り出し物件の在庫が増えているという。タワマン仲介を手掛ける専門業者は「この先1年は停滞期になる可能性がある」と指摘する。
大阪でタワーマンションの売買仲介を手掛けるTOWERZ取締役COOの芝崎健一氏が、マンションの在庫増加と売主の動きについてこう説明する。
「大阪市内のタワマンの場合、3年前の2023年までは在庫数が500戸前後で推移していたのが、今年1月の段階で1500戸まで増えています。3年間で3倍に増えているのです。
在庫が増えてくると、同じような部屋が売り物件として多く出てきます。他者より先に売りたいという人が出てくると、当然値段を下げる。その結果、全体として値段が下がる値崩れが起きてしまうのです」
価格変更は月90回から300回へ
TOWERZでは、売り出し価格の変更回数と成約件数も集計していると芝崎氏は言う。
「価格変更の月平均回数を数えると、2023年は月平均90回だったのが、2024年は同100回、2025年は同180回、2026年は同300回弱と急増しています。ちなみに現状では、価格変更はほぼイコール値下げと考えられます。価格変更が増えているということは、値下げしてでも取引を妥結しようとする動きが顕著になっているとも捉えることができます。
