お金の使い方も様々(イメージ)
かつて結婚式や婚約指輪、マイホームは、人生の節目における大きな買い物とされてきた。しかし近年は、そうした“一生に一度”の消費に距離を置き、旅行や推し活、カフェ、美容など、日々の満足に資金を回したいと考える若い世代も目立つ。
お金を使わなくなったのではなく、使いどころが変わっただけ。そう考える、新婚夫婦たちの価値観を探った。
「指輪はいらないから、その分旅行に行きたい」
都内で暮らす会社員の女性・Aさん(34歳/SE)は、昨年に同い年の夫と結婚したが、結婚式は挙げず、婚約指輪も購入しなかったという。
「指輪に何十万円もかけるより、そのお金で旅行に行きたいと思いました。毎日つけるタイプでもないし、ブランド物の指輪をもらうことにもあまり憧れがなくて。だったら、2人で少し良いホテルに泊まったり、おいしいものを食べたりするほうが、私たちの記憶に残ると思ったんです」(Aさん)
Aさん夫婦は、親族だけで食事会を開き、結婚報告を済ませた。その代わり、新婚旅行ではヨーロッパに2週間滞在。普段より少し良いホテルに泊まり、現地のレストランや美術館めぐりを楽しんだという。
「結婚を軽く考えているわけではないんです。ただ、指輪や式にお金をかけることが、愛情の証明だとは思えなくて。私たちにとっては、その後ながく続く結婚生活を機嫌よく続けられることのほうが大事で、日々の楽しさに投資したいと思いました」(同前)
