ヨネスケさんが「熟年再婚」に踏み切ったきっかけは(時事通信フォト)
先日、ファッションデザイナーのドン小西さん(74才)がテレビ番組に出演した際、「熟年再婚」を宣言したことが大きな話題を呼んだが、芸能界で熟年再婚に踏み切る人は少なくない。落語家・タレントのヨネスケさん(77)も70歳を超えて「熟年再婚」に踏み切ったひとり。66歳で熟年離婚を経験して以降、「結婚はもういい」と思っていたというが、なぜ考えが変わったのか、本人に聞いた。
「それなら結婚しようよ」
「10年近く独り身の生活でしたが、その間にうつ病になり、コロナ禍も重なって辛い日々でした。でも、陽子と2年前に飲み屋で知り合い、20歳下でしたが、すっかり意気投合して……」
当初は“パートナー”の関係でいいと思っていたが、友人の弁護士からの一言で考えが変わった。
「『パートナーのままだと、倒れたりして重大な時に病室に入れないこともある』とアドバイスをもらったんです。『それなら結婚しようよ』となった。結婚後は周囲に『若返った』と言われます」
介護関係の仕事をしていた陽子さんは、現在、マネージャー業務を担っている。
「一人でいるのが寂しいので、私が頼んで寄席や仕事に行く時もカバン持ちとして来てもらっています。地方の仕事にもついてきてくれて、ほぼ毎日、24時間一緒にいます。いつも隣にいてくれる安心感は、仕事で家にほとんどいなかった時代と大きく変わりました」