職場などでさりげなく推し活をする楽しむ人も(イメージ)
いまや老若男女に広がる推し活。一過性のブームを超えて、ライフスタイルの一部として定着しつつあるが、ここ最近、じわじわと広がっている「概念推し活」と呼ばれる楽しみ方。推しのイメージカラー・髪色・好きなものなど、“推しを構成する要素”をさりげなくメイクやファッションなど生活に取り入れて、“推しの概念を消費する”というものだ。実践する人たちからは、「物価高の節約志向にマッチしている」という声も聞こえてくるが、一体どのように楽しんでいるのか。実践している当事者たちの話から、その魅力を探った。
グループのイメージカラーで揃えた職場デスク
都内のマスコミ系企業に勤務する会社員の女性・Aさん(30代前半)。彼女は韓国の男性アイドルグループのファンで、ライブや音楽番組の公開収録のために渡韓するほどの熱中ぶりだ。そんな彼女が職場で実践しているのが、「概念推し活」だという。
「職場ではオタクであることを隠しているんです。もちろん、オフィスには二次元キャラクターやアイドルのグッズを、自分のデスクの上に並べて楽しんでいる同僚もいます。でも、私は男性アイドル好きであることを知られたくない。日々の労働に推しの存在を感じたいじゃないですか。
そこで、グループのイメージカラーであるパステル系のカラーで文房具やPC周辺のガジェットを揃えているんです。K-POPは日本のアイドルのように明確なメンバーカラーが存在するわけではないのですが、グループごとに“紫”“黒と赤”“パステルカラー”みたいなイメージはある。なので、私も彼らを想起させるような色やデザインのアイテムでデスク周りを揃えて、ひっそりと楽しんでいます」(Aさん)
