母親の愚痴を知った大学生の困惑
大学生の女性・Bさん(21)は母親がXで愚痴をぶちまけているのを見てしまって以来、「母親と顔を合わせたくなくなった」と憂鬱そうに口を開く。
「よく、Xで愚痴がめちゃくちゃ共感を集めている投稿があるじゃないですか。ある日、Xのタイムラインに流れていた投稿を見たら、そのアイコンの背景が完全にウチの中の一部。他の投稿を追うと、明らかに母と思われるユーザーが、自分の職場のことをバリバリに書いていました。上司への愚痴、後輩への文句などで、基本的に鬱憤を晴らす場に使っているようでした。『あいつ使えない』とか、『なんで自分が穴埋めをしなきゃいけないの』とか。時々、『ご飯作りたくない』とか、家の中のストレスも書いていて、すいませんねっていう気持ちにもなりました」
Bさんには、小学生の妹がいる。中学受験を予定しているが、そのストレスも母親はXでぶちまけているのだという。
「『塾にこれだけお金がかかる』とか、『勉強しない』とか……。日常の愚痴を投稿するユーザーは少なくないですが、そうはいってもXは“公衆の面前”なわけじゃないですか。もちろんお母さんにもストレスはあると思うけど、私に面と向かって言わないようなことは、完全に鍵をかけるとか、居酒屋だけで言っていてほしいというか。家に帰っても、『お母さんは働くのも家もイヤなんだな』という気持ちしかしなくなって、まともにお母さんの顔を見られない。今はなるべく友達の家にいたり、夜遅く帰ったりしています」
隠すなら、徹頭徹尾隠してほしい――。複雑な思いを抱えながら、アカウントを見続けてしまう家族がいる。