食費や光熱費は削ってはいけない
一方で「絶対に削ってはいけないもの」もある。
「医療費のほか、健康維持のための食費、冷暖房などの光熱費を削ると体調悪化につながり、結果的に医療・介護費がかさむことにもなりかねません。
特に昨今は食品の値上がりが顕著ですが、安いときに食材をまとめ買いした結果腐らせてしまったり、食べる回数や量を減らして栄養バランスを損なったりするのは“ダメな節約”。非効率的な買いだめをしていないか、割高な店で買っていないかなど、食費は無理のない範囲でムダを省きましょう」(飯村さん)
その上で、使うべきところにお金を使うことが大切だと、三原さんは言う。
「旅行や外食、スポーツ観戦、読書など、夫婦共通の趣味やお互いに大切にしていることに、あらかじめ予算を取っておきましょう。自由に使えるお金に余裕を持たせておくことで、同じ額の生活費でも満足度を上げて、豊かに暮らせます」
貯蓄があれば、少しずつ取り崩して生活費に上乗せしていくのもいいだろう。
年金だけでも、収入や貯蓄が多くなくても、夫婦で「月20万円」を用意できるか、それをどれだけ上手に使えるか──これこそが、本当の分かれ道なのだ。
▼▼▼前編▼▼▼
【はじめから読む→】夫婦の老後不安を解消するために「生活費の平均」26万円を上回る年金額を目指すテクニック
※女性セブン2026年9月24日号