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老後資金の「ウソ常識」25選

【あなたの老後資金の常識は間違っている】「老後は2000万円あれば安心」「年金で生活費を賄える」「繰り下げ受給で手取りが84%増える」…マネーのプロたちが指摘する“落とし穴”

繰り下げ受給が有利は本当か?

 納付状況が記される【5】ねんきん定期便について、「記録もれや未納など自分には関係ない」「よくわからない」とそのままにしてはいないだろうか。放っておいたら損をする可能性も。

「納付状況が誤って記録されている可能性もあり、申請して修正しないと、のちのち給付額に影響することがあります」(横川さん)

 老後資金を考えるうえで世帯を共にする夫との話し合いは必須で、【6】お金の話だからと踏み込まずにいると苦労することになる。

「ねんきん定期便やねんきんネットを活用して夫婦それぞれの給付額をお互い把握しておくことが重要です。でないと、どれくらいの生活レベルを保てるかの判断ができません」(黒田さん)

 その年金の効果を最大化するために頭を悩ませるのが、「どのように年金を受け取るか」だ。受給開始は原則65才だが、60~75才の間なら自分の好きなタイミングに繰り上げ、繰り下げができる。仮に75才まで繰り下げれば、最大で84%増えた受給額が生涯続く。これだけ聞けば、【7】繰り下げが有利にも思えるが、そう簡単にはいかない。

「受給額が増えれば引かれる税金や社会保険料も増えるため、単純に手取りが84%増えるわけではないので注意が必要です。

 加えて、100才まで生きるなら繰り下げた方がいいかもしれませんが、人はいつ亡くなるかわかりません。【8】限界まで繰り下げて受給額を上げたものの、ほとんど受け取ることなく亡くなってしまうといったことも起こり得ます」(横川さん・以下同)

 貯金が潤沢、あるいは高齢になっても充分な収入があるなら年金を繰り下げてもいいが、【9】日々の生活を切り詰めてまで繰り下げる必要はない。

「【10】節約生活をしてがまんするより、早く年金をもらって、元気なうちに使った方が有意義だと思います。もしものために貯めておくのは最低限でいいでしょう」

▼▼▼後編▼▼▼
【つづきを読む→】「固定費を削りすぎてQOL低下」「高額療養費制度は万能ではない」「iDeCoは受取時に課税対象」…老後資金こんなはずじゃなかった!

※女性セブン2026年10月1・8日号

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