家計

教育費で苦しまないために 一番の貯め時は「子供が生まれる前」

 おすすめは「個人向け国債」と今年から始まった「つみたてNISA(少額投資非課税制度)」。違いは元本割れの可能性の有無です。積み立てる資産をリスク性の商品で運用できる場合はつみたてNISA、元本確保の商品を希望するなら個人向け国債(特に低金利の今から始めるなら「変動10年」の国債)です。

 可能なら、少し投資の勉強をして、つみたてNISAでの運用をすべきだと思います。教育資金は減ってしまっては困りますが、20年の時間を考えれば世界経済全体は成長している可能性が高く、つみたてNISAの中でいくつかのファンドなどに分散投資することによりリスクを減らすこともできます。また、20年後には、必要な教育費がもっと増えていることも考えられるからです。

 つみたてNISAは、金融庁が認めた”長期運用で資産を増やすことに適している”金融商品にしか投資ができない仕組みなので初心者にも向いています。できればリスク性の資産を含めつつ、将来の子供のために教育費を作り始めていきましょう。

◆しみず・あや/CFPR、1級FP技能士、住宅ローンアドバイザー、証券外務員I種。30歳でファイナンシャル・プランナーとして独立、長野・東京で活動中。主に30~40代の「普通のくらし」を求めている方への「自分がお客様の立場だったらどういう判断をするか」を軸にお金の持ち方・つかい方のアドバイスに力を入れている。ライフプラン作りから資産運用まで老後にわたる継続的なサポートすることを事業理念として活動している。HPはhttp://www.fp-saku.com/。

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