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年収5000万円夫と「格差結婚」した月収20万妻の悲哀

「結婚当初、私の仕事も昼一本に切り替えて、月22万円くらいの収入がありました。それとは別に、生活費として夫から毎月10万円もらっていました。

 ただ夫は凄く大食漢で。あと、交際時から料理教室にも通わされていて、毎日違うおかずにしないと食べてくれなかったんです。『作り置きとか無理!』って言うし、いい食材じゃないとダメ出しされるし……。食材費だけで1回4000円くらいはかかるクオリティで料理を出しても『普通かな』って評価されるくらいで、10万円の生活費はすべて食費に消えていました。むしろ10万円じゃ足りない月のほうが多くて、私のお給料から持ち出していました。

 野菜はオーガニックでこの店で買うべき、調味料はこれがいい、とかこだわりも強くて。私ももともと料理は好きですけど、毎日頑張っても、『小雪はもともと料理好きなんだから努力に入らないし、簡単でしょ?』って言われるんです」

 そんなことから、ちょくちょくケンカがあった矢先、妊娠がわかったそうです。

「思ったより悪阻(つわり)がひどくて、派遣OLの仕事はいったん退職したんです。それでも夫からの生活費は月10万円のまま変わらなくて、病院でのエコー代なども自分の貯金から出していました。

 それである時、10万円だと足りないという旨を伝えると、『お前さ、OLはだいたい20万円の給料で家賃が8万円だとして、残りの12万円で生活したりするだろ? それを家賃も光熱費もなしで10万円が丸々小遣いなんだから、少し金銭感覚直したら?』って言われたんです」

 小雪さんは、食費だけで10万円以上かかっていることを説明しましたが“当たり前にかかる金のことを恩着せがましく言うなよ”と返されたそう。交際時の姿勢とは一変、小雪さんに対して高圧的な態度を取るようになりました。それ以降、日常会話は比較的平和なものの、お金の話になるとモラハラが悪化していったとか。

「主人は、冬になれば新作のモンクレールを必ず買いに行くのに、私の服は無視です。『私も新しいコート欲しいな』と言っても『買えば?』で終わり。

 10万円の生活費をアップしてくれるように何回か交渉した際には、10万円の用途をまとめたエクセルを作られて、無駄な出費はどこかを徹底的に分析されました。吐き悪阻を終えた反動で食べ悪阻になって、購入していた菓子パンやランチまで無駄って言われた時は泣きました」

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