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ホステスから富裕層妻になった女性たちの仁義なき格付け争い

「実は、夫には水商売していたことは他の人に内緒にするようにって言われてるから、今日みんなと会うことは言ってないの」
「私もだよ、さすがに話すのはやめてって言われてる」
「けど、元水商売経験がある人って、やっぱり価値観とか所作でわかる。経験者って話が合うよね」
「私は夫が経営している店で働いてたから隠しているわけではないけど、いい顔しない人もいるもんね」

 そんな話で盛り上がっていたそうです。ところが和気あいあいとしていた会話が、「どこで働いていたか」であらぬ方向に……。

マイさん(仮名、以下同)「私は銀座の◯◯ってけっこう大きなクラブで8年働いてたんだけど、雇われママが独立して交代する時にやめた」

アキさん「私はアフターに付き合いすぎて体を壊して辞めた」

ナナさん「私は六本木の会員制のキャバクラに3年いて。辞めた後、当時のお客さんがよくテレビに出てるから見ると懐かしくなる」

リエコさん「私は錦糸町のクラブで4年働いてたんだけど、うちの近所にあるあの会社の役員がよく来てて、今も買い物とかしてて出くわさないかハラハラしてるの~」

3人「錦糸町???」

 東京生まれ東京育ちのアキさんが、直球質問しました。

「錦糸町って山手線内に住んでるとなかなか行かないよね。なんで錦糸町にしたの?」

 するとリエコさんは、「地方から出てきて、当時住んでたのがその辺りだから」と、もっともな理由を説明しました。

 アキさんは「錦糸町の近くに住んでても、働くなら銀座も近いじゃん」と返します。リエコさんは「駅前のビルにアカチャンホンポもあるし、ダイソーも大きいのがあるし、子育てにはいい街ですよ。食事をするところもいっぱいあるし」と錦糸町をアピールしはじめました。

 確かに錦糸町は便利だし、子育て世帯にも住みやすい街でしょう。ただ、銀座と六本木で働いていた女性たちの「夜のホステス基準」ではマウンティングしたくなるようなのです。そこで元ホステス同士の格付けが始まってしまいました。

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