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「専業主婦に理解できる?」 妻を見下す慶應卒モラハラ夫の闇

 レイさんが「けど、女子校に入れようっていう話を今してきたんじゃないの?」と返すと、タカユキさんはさらにまくし立ててきました。

「レイは専業主婦で、世の中知らないじゃん。悪いけど俺、レイなんかより日々、企業の採用基準とか飽きるくらい見てるから」
「大体さぁ、四季報の読み方わかる?」
「俺はレイみたいに目先じゃなく、今後10年15年20年って変わるであろう社会を意識しながら受験の話をしてるんだけど、理解できる?」
「専業主婦に、将来の社会の変化なんて理解できないっしょ? 一概に、あそこがいいとか、あの大学がいいとか、そんな井戸端会議的な視点で語られても。こっちは社会出てるし、実際に合格した同期から話聞いたし」

“専業主婦だから……”という、時代錯誤も甚だしい言い方です。

 レイさんが「私も実際に合格しているから言ってるんだけど」と言い返すと、「何十年前の感覚だよ」と鼻で笑われたそうです。

「俺は、娘が就職するときの状況まで考えて話してるから、レイとは次元が違うんだよ」

 実際には、タカユキさんが持っている「お受験情報」はゼロに近いものです。それでも、「専業主婦が言うことは……」とか「俺は君より世の中をわかっている」というばかりで、レイさんの話を聞こうとしません。

 レイさんは、私にこう語りました。

「私が唯一、女子校育ちで苦労しているのは、同級生に男子がいなかったから男性の立て方がわからないところです。だから言い返してしまって。そうすると、もっと激しい見下しモラハラされて……。

 モラハラ夫と生活する中で、娘には私と違う道を用意してあげなくちゃいけないと、強く思いました」

 レイさんの他にも、勤務経験や学歴だけを理由に妻を見下すモラハラ夫の事例は数多く聞きます。だいたいのケースで「議論しても意見は一生交わらない」ようで、レイさんもその典型的なパターンにハマってしまったようです。

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