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「黒トリ貝」と「白トリ貝」、どちらが本物か

 提供側に悪意はなくとも、消費者が勘違いしうる商品もある。外食業界紙記者が続ける。

「本来『ミル貝』はミルクイ(ミルガイ、バカガイ科)という貝なのですが、漁獲量が減少したため、色の白いナミガイ(キヌマトイガイ科)が『白ミル』として広く出回りました。現在は多くの人に周知され、シロミルが別名にもなっている。現在では、ミルクイを『本ミル』、ナミガイを『白ミル』と呼び分けています」

 さて、ここで問題です。「黒トリ貝」と「白トリ貝」は、どちらが本物でしょうか。回転ずし店の商品担当者が明かす。

「両方とも似たような二枚貝ですが、『白トリ貝』は、エゾイシカゲガイという貝で、石垣貝とも呼ばれます。昔からトリ貝と呼ばれている“本物”は、白トリ貝と区別するために、近年から『黒トリ貝』と呼ばれるようになりました」

 夏休み真っ盛り、家族で回転ずし店を訪れる機会も多くなる。レーンに流れる1皿1皿を、じっくり吟味してみてはいかがだろうか。

※女性セブン2019年8月22・29日号

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