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キャリア

芸人を辞めた後のそれぞれの人生 学校の先生や営業マンで活躍する人も

芸人を辞めた後のそれぞれの「第2の人生」とは

 筆者はトレンディエンジェルやかまいたちと同期で芸歴15年の売れていない芸人である。そんな筆者が見てきた芸人の世界を紹介してみようと思う。

 芸歴15年にもなると周りで売れている芸人も多いが、それ以上に辞めていった芸人も多い。今回は辞めていった芸人に注目してみる。

 コンビの解散は秋に多い。これは『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)や『キングオブコント』(TBS系)の予選がこの頃にあり、そこでの敗退をきっかけにコンビの進退を考える芸人が多いからだ。

 コンビを解散して新しい相方を探す人もいれば、芸人を辞める人もいる。芸人を辞めたらどんなことをするのか知らない人も多いのではないだろうか。

 筆者の周りでは、芸人を辞めても芸能界に関わる仕事に就く人が多い。例えば作家だ。芸人のネタを見てそのネタをより良くするためにアドバイスをしたり、テレビやラジオ番組の構成を考えたりするのが作家である。元々芸人なのでネタを芸人目線で見ることもできるし、客目線でも見ることができるので現役芸人からの評判はいい。

 芸人を辞めてマネージャーになる人も多い。こちらも元々芸人ということでいろいろな場面で芸人が何を求めているのかがわかり、素早く行動するので現役芸人から信頼されるケースが多いようだ。

 作家になったある芸人に話を聞いてみた。

「芸人の時は自分たちのネタが何故ウケないのか必死になって考えましたが、結局見つからず解散しました。作家になって芸人ではない視聴者目線から冷静に見てみると何故このネタがウケないのか、どうしたら笑いが取れそうかというのがよく分かるようになりました。そして自分が出したネタを芸人がやって、ライブやテレビなどでウケているのを見ると芸人だった時より嬉しいです」

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