住まい・不動産

夏より冬が厳しい? 猛暑とラグビーでアツい街「熊谷」の住心地

暑さ以外にも特色は盛りだくさん(熊谷駅)

暑さ以外にも特色は盛りだくさん(熊谷駅)

 住んでみたい街の理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は「熊谷」(埼玉県熊谷市)について、ライターの金子則男氏が解説する。

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 9月20日に開幕したラグビーW杯は日本が開催国ですが、東京、横浜、大阪、神戸、札幌などの大都市に混ざり、開催地に選ばれたのが熊谷です。埼玉県は、南部はサッカーが盛んですが、北部はラグビーが盛んです。その中心となる熊谷市は「ラグビータウン」を名乗っており、W杯招致に成功しました。全国的には猛暑で有名な熊谷ですが、気温もラグビーもアツい街の住心地はいかがでしょう?

 鉄道はJR上越新幹線と高崎線、さらに秩父鉄道の3線。都心部までは60km近くありますが、湘南新宿ラインや上野東京ライン経由で池袋、新宿、渋谷、上野、東京など、主要なターミナル駅にすべて乗換なしで行くことができます。バス路線も大変充実しており、まさに埼玉県北部の交通の要。群馬県からバスなどで熊谷に出て、都心方面に通勤する人も少なくありません。

 一方、道路状況は微妙です。周辺には車線数の多い国道が何本も通っていますが、慢性的な渋滞スポットがあり、週末や行楽シーズンは混み合うので要注意。高速道路の入り口までも距離があり、高速に入るまでが結構なストレスになるかもしれません。ただ、車利用が前提となっているような店や行楽スポットが多いので、住むなら車は持っておきたいところ。駐車場料金も都心とは違い、そこまで高くありません。

朝晩は都心部より3~4℃低いのは当たり前

 埼玉県北部か群馬県南部の出身者でもない限り、都心に通う際に住む場所として選択肢には上がりにくい熊谷ですが、色々と魅力はあります。ラグビーW杯開催地に選ばれた実績が示すように、スポーツにとても力を入れていて、様々な施設が整っており、駅から少し離れれば自然が溢れています。

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