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住まい・不動産

住みよさランキング上位の「千葉ニュータウン中央」 最大の懸念事項は…

印西市は「住みよさランキング」7年連続1位という記録を作った(千葉ニュータウン中央駅)

印西市は「住みよさランキング」7年連続1位という記録を作った(千葉ニュータウン中央駅)

 住んでみたい街の理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は「千葉ニュータウン中央」(千葉県印西市)について、ライターの金子則男氏が解説する。

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 SUUMOの「住みたい街ランキング」では吉祥寺、恵比寿、横浜などが人気ですが、『東洋経済』が発表している「住みよさランキング」で大変人気が高いのが千葉県の印西市。「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」「住居水準充実度」の5つの視点から街を比較する調査で、2012年から7年連続で1位に輝きました。その中心となる千葉ニュータウン中央は、いったいどんな街なのでしょうか。

 鉄道は北総鉄道の北総線と京成電鉄の成田空港線の2線。ただし2線は同じ線路上を走っており、事実上1線のようなものです。東京近郊の路線図では端っこに位置し、路線ごと省かれてしまうことも多いため、遠く感じてしまいますが、上野や大手町まで最速50分前後ですから、都心まで十分に通勤通学圏内です。

 道路状況は必ずしも良好ではありませんが、住むなら車は必須でしょう。ニュータウンなので、全体的に道幅が広く、運転はしやすい環境ですが、交通量は多く、週末や祭日は混み合います。また、高速道路の入口までもかなり距離がある上、南北の移動に使う道が少なく、湾岸の幕張や船橋あたりは距離の割に時間がかかります。ただし、商業施設は完全に車ユーザーを念頭に置いたものばかりなので、間違いなく車は必要です。

買い物、子育て環境は満点と言っていい

 住民でなければ、基本的には成田空港の行き帰りで通過する以外に用は無い街ですが、住みよさランキング1位は伊達ではありません。ロードサイドにはホームセンター、ショッピングモール、家電量販店、スーパー、ドラッグストア、家具店などが立ち並び、そのいずれもが超巨大で、買い物は都心に出る必要ゼロ。シネコン、スーパー銭湯、ゴルフ場やゴルフ練習場など、遊べるスポットも揃っています。

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