中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

コロナ騒動下の見苦しいSNS事情 それより家族を大事にしてほしい

 かくして多くの方が、SNS疲れとなっています。そんな中、強いのがツイッターです。元々“修羅の国”のような状況で、ケンカ上等、罵詈雑言だらけ、バカッターで人生崩壊!みたいな場所なわけで、今回のコロナについても極端な保守とリベラルが互いに主張を譲らない“いつもの通常運転”が展開されており、実にほのぼのとしております。お前ら、非常事態であるにもかかわらずツイッターをいつもみたいにやれていてよかったね♪と。

 上記【1】~【5】については、見ている側としては本当に苦痛でしょう。こんな状態だからこそ、SNSで繋がっている人々と連携し、同じ苦しみを持つ者同士で励まし合ったり、さらには有益な情報を共有したいと思うのに、書かれることは人間の薄汚い部分だらけ。ついには自分の「ともだち」が「空っぽになったスーパーの棚」の写真をアップすることに対して「こういうことはやめませんか?」と苦言を呈する人まで出てくる。

 たとえば、トイレットペーパーが店から消滅した騒動も、SNSの拡散力が原因のひとつでしょう。最初にテレビがしきりと「ありません!」と煽ったことが“情弱”の皆様を動かし、結果的に「トイレットペーパーがなくなる」というデマが現実になってしまったわけです。とはいっても、わざわざ知り合いが見ているSNSでその様子を公開して煽る必要はないでしょうに。

 まさに、有事にはSNS(特にフェイスブックやLINE)で、人間の本性がむき出しになるわけで、これに耐えられない人々がメールや個人的なLINEを使って「もう無理!」と言っている状況です。

 これを機に、皆さんもSNSをやめてみてはいかがでしょうか。多分、何も困らないと思いますよ。私は仕事上必要な面もあるのでSNSをやり続けますが、会社員や公務員の方でプライベート目的だけでSNSを使っている方々はさっさとやめて、ご家族を大事にしてあげた方がいいと思います。今回、私も人と会う機会が減って、妻と2人だけでずっと過ごし続けていますが、けっこう楽しいです。老後の予行演習になったような感覚もあり、これだけがコロナのもたらしたポジティブな側面です。

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