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コロナ禍で投資のプロが注目する「不動産」 資産増やすチャンスか

不動産は本当に今が狙い目?

不動産は本当に今が狙い目?

 コロナショックで今後、マンションや土地の価格が下落する恐れが指摘されているが、そうした状況だからこそ、「不動産」に注目しているプロは多いという。

 グローバルリンクアドバイザーズ代表の戸松信博氏が語る。

「東京五輪が開催予定だった今夏まで国内の不動産価格は上昇し続けるとみられていましたが、コロナショックの影響で投資用物件の価格水準が下がり始めています。

 いまは全ての不動産に買いが入るような段階ではありませんが、投資として“おいしい”物件が出てくるようになった。今後、新型コロナで減収した個人や企業が不動産を任意売却等で売り出す可能性があり、現金でまとまった額を持っている人は不動産に替えれば資産を増やすチャンスになり得る」

 家計の見直し相談センター代表でファイナンシャルプランナーの藤川太氏は、コロナショック後の現金の“避難先”として、米国不動産を挙げる。

「米国は日本と違って人口が増え続けており、インフレ傾向にあるので投資した不動産の家賃上昇も見込めます。さらに日本よりも解雇数が多く、ローン返済に行き詰まった差押物件も出始めており、優良物件が“バーゲンセール”されているケースがある。すでにそれをローンではなく現金一括で買う動きも出ています。

 海外不動産への投資はハードルが高いように思われますが、米国の不動産市場の動向は日本でも情報が多いため把握しやすいこともあり、米国不動産への注目度は高まっています」

※週刊ポスト2020年8月28日

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