家計

買い物の主軸はネットスーパーで なぜ週末に家族で大型スーパーがNGか

ネットスーパーを活用すれば家計の管理がしやすくなるという

ネットスーパーを活用すれば家計の管理がしやすくなるという

 外出自粛中の運動不足予防のために、毎日スーパーへ行くことを日課にしている人はいないだろうか。家族と出かけている人もいるかもしれない。しかし、残念ながらその習慣が、あなたをお金持ちから遠ざけている可能性が大きい。買い物に行くと、ついあれもこれもと、無駄な買い物までしてしまうからだ。誘惑に負けない最善策はスーパーへ「足を運ぶ回数を減らす」こと。

 今回、編集部が「お金の専門家」であるFP(ファイナンシャルプランナー)数人に話を聞いたところ、驚くべきことに全員がスーパーへ行く回数を「週に1回」と答えた。さらに、「所得の高い人で、毎日スーパーへ行く人には会ったことがない」とまで述べる人もいた。

 スーパーへ行く回数と同じく、お金の専門家全員が口をそろえたのが「ネットスーパー」を買い物の主軸にしていることだった。シンガポール在住のファイナンシャルプランナー(FP)・花輪陽子さんはこう語る。

「日本人は実店舗へ行くのが好きですが、海外ではすでにネットスーパーが主流です。最大のメリットは買い物かごに欲しい商品をすべて入れて、決済の直前に金額をチェックできるところ。1回の買い物の予算を決めて、オーバーしていたらいらないものを削除するだけです。実店舗でもだいたいの計算をしながら買い物はしますが、いざレジを通すと予想より高かったという失敗はよくある。さらにネットスーパーは購入履歴が残るので、家計の管理が一目瞭然です」

 当然、新型コロナに感染するリスクや、猛暑の中わざわざ重い荷物を持ち運んで熱中症になる危険もない。自宅で商品を受け取れるので、買い物にかかる時間と体力を節約でき、自炊するゆとりが生まれるのだ。節約アドバイザーでFPの丸山晴美さんはこう語る。

「まとめ買いする人の中には、レジャー気分で週末に家族で大型スーパーに出かける人もいますが、これは絶対NG。家族で行くと、それぞれが好きなものをかごに入れるので出費がかさみます。車のガソリン代もかかるし、買い物だけで疲れてしまって『今日は外食にしよう』という展開になりがち。まとめ買いはひとりでするのが鉄則です」(丸山さん・以下同)

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