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実家の相続・処分問題 コロナ禍は老親の状況を把握するチャンス

 ちなみに、遠方からでもできる“実家処分”の事前準備として、ぜひやっておきたいのが登記取得だ。土地・建物の登記事項証明書等の請求は、オンラインや郵送で全国どこからでも可能だ。

「実家の相続で多いのが『相続未登記』の問題です。親などが相続登記を放置して上の世代の名義になっていると、いざ土地を処分しようにも相続の可能性がある親族などを探し出し合意をとらなければならないなど、大きな手間がかかります。親が生きている間に問題が見つかっていれば、対処もしやすい」(前出・松浦氏)

 法務省の調査によれば、最後に登記されてから50年以上変更がない相続登記未了の宅地は中小都市で全体の10%超に上るという。“帰省自粛”中も、できることは多い。

※週刊ポスト2020年10月2日号

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