中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

運転は14年ぶり! 2時間の「ペーパードライバー講習」でわかったこと

 そして、良かったのが講習を受けた時間帯です。私は16時に講習を受けたのですが、「昼」「夕方」「夜」のすべてをこの2時間で体験できたのは大きい。夕方の運転は危険だ、などと聞きますが、どういうものか理解できて良かったです。

 よく「ハンドルを握ると人が変わる」と言いますが、O先生によると「車に乗ると体の8割が隠れ『匿名性』が増します。そのため乱暴な気持ちになる人が多いらしいですね」とのこと。一方、私は普段の荒い気性とは異なり、優しい気持ち、臆病な性格になりました。

 運転はこれでいいと思います。最終的に初台まで行き、Uターンをして2時間の講習は終わったのですが、狭い道も広い道もある東京の難関道路を25kmほど走ることができ、自信がつきました。今度は友人と運転の練習を泊りがけでしてきますが、これからの地方生活が楽しみになりました。

◆中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):1973年生まれ。ライター。一橋大学卒業後、博報堂入社。企業のPR業務などに携わり2001年に退社。その後は多くのニュースサイトにネットニュース編集者として関わり、2020年8月をもってセミリタイア。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『縁の切り方』(小学館新書)など。最新刊は『恥ずかしい人たち』(新潮新書)。

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