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ジャパネットたかた社長 「父が長嶋茂雄なら、僕は野村克也タイプ」

先代の父・明氏はひらめき天才型の長嶋茂雄タイプだったと振り返る

先代の父・明氏はひらめき天才型の長嶋(茂雄)タイプだったと振り返る

──ジャパネットには2004年に入社した。

高田:福岡市にあるコールセンターで7年ぐらい勤め、本社(長崎県佐世保市)に戻ったのは2010年。ちょうど家電エコポイント制度が終了し、主力の家電の売り上げが激減していた時期です。父とは見解の相違が多々あって「こんなやり方じゃダメだ」「だったらお前が社長をやれ」というような押し問答が何度もありましたね。

 父が、ひらめき天才型の長嶋(茂雄)タイプとすれば、僕は理詰めで考える野村(克也)タイプ。まったくタイプが違うので、父のようにトップダウンでグイグイ引っ張るのではなく、これまでのジャパネットの強みをきっちり可視化、言語化し、それを全社員で共有して、社員それぞれが実行していくのをサポートする。自分に課せられた役割はそれだと思っていました。

──4年前、それまで8500点あった取扱い商品を700点まで絞りました。

高田:扱う商品が多いと、それだけ商品登録の仕事やコールセンターの対応など、手間とコストが増えます。そもそも「物量」という土俵でアマゾンさんや楽天さんに勝てるのかという問題意識がありました。

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