キャリア

無遅刻無欠勤で働く人が多いシニア層 外食やスーパーが積極雇用も

シニア専門の求人サイトも

 年齢を重ねることがプラスになる職業もある。前出・北山氏が知人のケースを紹介する。

「彼は60歳で定年退職し、2年間は趣味など余暇を楽しんでいましたが、また働きたくなったと言ってマンション管理士の資格を取得し、管理会社に再就職しました。彼は人生経験の豊富さや人当たりの良さなどシニアならではの特性を活かして、マンション住民間の諍いなどを巧みに調停して住民からの厚い信頼を築き、雇用主からも重用されているようです。

 シニアは朝早い時間帯の勤務でも厭わず無遅刻無欠勤で働く人が多いので、外食チェーンやスーパーなどでも積極的にシニアが雇用されていると聞きます」

 リタイア後にもう一度働きたいと思ったときには、まずはハローワークや60歳以上対象のシルバー人材センターに行って相談するのが良いという。

「今は高齢者を積極的に雇う会社が登録してあるシニア専門の求人サイトもあるので、ぜひ活用してもらいたい」(同前)

 リタイアしていても働きたくなったらいつでも現役に戻れる、それこそ本当の生涯現役である。

※週刊ポスト2020年11月6・13日号

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