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【ドル円週間見通し】もみあいの可能性、米大統領選の動向を注視

・11月9-13日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(日)9月経常収支 10日(火)午前8時50分発表予定
・予想は、+1兆9776億円
 参考となる8月実績は+2兆1028億円。訪日外国人客数が激減しており、サービス収支の赤字幅は拡大した。第1次所得収支は+2兆2487億円と、前年同月比でやや減少したが、高い黒字水準を維持している。9月については訪日外国人客数が前年比で激減することから、サービス収支の赤字が続く見込み。第1次所得収支は9月も2兆程度の黒字となる可能性があることから、経常黒字額は8月実績をやや下回る水準となる見込み。

○(欧)9月ユーロ圏鉱工業生産 12日(木)午後7時発表予定
・8月実績は、前月比+0.9%
 参考なる8月実績は前月比+0.7%。資本財の生産は前月比1%超の減少。耐久消費財の生産の伸びが寄与した。9月については資本財の生産がやや増加する見込みだが、耐久消費財の生産増は期待されていないため、小幅な伸びにとどまる可能性がある。

○(欧)7-9月期ユーロ圏域内総生産改定値 13日(金)午後7時発表予定
・速報値は、前年比-4.3%
 参考となる速報値は前年比-4.3%。7-9月期は生産工場の操業再開の動きが広がったことなど、経済活動の段階的な拡大によって4-6月期の大幅な落ち込みから回復した。改定値については、上方修正される項目は少ないことから、速報値の成長率と小幅な差にとどまる見込み。外需の伸びは当面期待できない。

○(米)11月ミシガン大学消費者信頼感指数 13日(金)日本時間14日午前0時発表予

・予想は、82.0
 参考となる10月確報値は81.8で速報値81.2から上方修正された。11月については、雇用の伸びは鈍化しつつあること、新型コロナウイルスの感染再拡大に対する懸念は消えていないことから、顕著な改善は期待できない。米大統領選を巡る不透明感や国内政治不安は消え去っていないことも信頼感指数の大幅な上昇を抑える要因となりそうだ。

○その他の主な経済指標の発表予定
・9日(月):(独)9月経常収支
・10日(火):(中)10月消費者物価指数、(英)7-9月期ILO失業率、(独)11月ZEW景気期待指数
・11日(水):(NZ)NZ準備銀行政策金利発表
・12日(木):(英)7-9月期国内総生産、(英)9月鉱工業生産、(英)9月商品貿易収支、(米)10月消費者物価指数
・13日(金):(欧)9月ユーロ圏貿易収支、(米)10月生産者物価指数

【予想レンジ】
・予想レンジ:102円00銭-105円00銭

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