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イオンの「コンセントUSBこたつ」が好調 高脚タイプは在宅ワーク向けに注目

イオンの「コンセントUSBこたつ」はいかにして開発されたか

イオンの「コンセントUSBこたつ」はいかにして開発されたか

 イオン・ホームコーディの『コンセント付き高脚テーブルこたつ』が一時品薄状態となるなど、絶好調のようだ。天板の横にパソコンやスマホを充電できるコンセントやUSBポートがついていることが、理由だという。なかでも、高脚タイプはデスクワーク向きで在宅ワークに最適とSNSでも話題を呼んでいる。担当者に開発の経緯を聞いた。

 いまや片時も手放せないという人も多いであろうスマホやタブレット端末だが、使う頻度が高まればバッテリー残量が気になるもの。自宅だと、充電しながら使いたい場合も多いが、壁際にあるコンセントまで届かない、延長ケーブルが増えるのはいただけないというケースも多い。

 そんななかで注目されているのが、イオンが手がけるホームファッションブランド、ホームコーディから発売されている「コンセント付きこたつ」シリーズだ。その名のとおり、天板にコンセント口とUSBポートがついたこたつ。パソコンやスマホ、タブレットの充電以外にも、天板の上にホットプレートや卓上IHクッキングヒーターなどを簡単に置けるため、床に垂れたコードに足を引っかけてしまう危険も防げる。

「こたつの天板にUSBポートとコンセント」と聞くと、単純なアイディアに聞こえるが、実は、綿密に企画し、開発されたものだという。こたつは電気を使用して保温する暖房器具で、火災等のリスクがある。加えて、天板にコンセントタップをつけるとなるとトラッキング現象(コンセントとプラグの間にたまったほこりが湿気を吸い漏電、発火する現象)などのリスクも高まる。そのため、開発担当と品質管理担当が協議しながら検証を行い、開発を進めた。

「品質基準の厳しい当社の品質レベルをクリアした安全性の高いコンセントタップを共同開発してくれる取引先を探し出し、検証しながら改良し、完成品に近づけるのに苦労しました」と開発担当者は語る。

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