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シヤチハタ社長が考えるハンコ問題「電子化が認められない社会システムが問題」

──デジタル時代でもハンコ文化は消えないと?

 デジタル決裁時代であっても、私はハンコのほうが便利だと思っています。印影があることで、契約書などがより平易に可視化され、安心安全が担保される。これからデジタル決裁の時代がやってきてもハンコを残していくためにあらゆる努力をしていきますし、電子決裁でハンコを使いたい会社さんには印影を供給したいと思っています。

 いろいろな企業が電子決裁事業に進出するでしょうが、パイを奪い合うのではなく、広く協業する形を目指します。その結果、「デジタルなハンコに関しては全部シヤチハタに任せたい」と言ってもらえるようにしていくことが、我々が生き残る道と考えています。

【プロフィール】
舟橋正剛(ふなはし・まさよし)/1965年愛知県生まれ。1992年米リンチバーグ大学経営大学院修士課程修了。1993年電通入社。1997年シヤチハタ工業入社。2006年から現職。

【聞き手】
河野圭祐(かわの・けいすけ)/1963年、静岡県生まれ。経済誌編集長を経て、2018年4月よりフリーとして活動。流通、食品、ホテル、不動産など幅広く取材。

撮影/山崎力夫

※週刊ポスト2020年12月25日号

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