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「結婚するなら別居婚」、パートナーとの同居を望まない人たちの価値観

 大学病院で看護師として働く20代の女性・Bさんは、冒頭のYouTuber・関根りささんの結婚を知り、別居婚への思いを強めているという。

「彼氏ができても同棲したくない。結婚しても別居婚がいいです。一人暮らしの自由さや気楽さを失わないことを前提に、お互い独立したパートナーと付き合っていくことが理想です。子供がいたら別でしょうけど、自分の生活スタイルを崩されるのはしんどいです」(Bさん)

 実は1年前には、30代の彼氏と同棲していたBさん。彼に家事、趣味や仕事に口出しされることが多く、人と一緒に暮らす難しさを知ったことも大きい。

「夜勤が終わり、同僚と昼飲みして帰ったら、彼から『いいご身分だな』と言われて……。『は?』と思わず言ってしまいましたね。大好きなバンドのライブチケットが当たって地方遠征が確定したときも、『俺のメシどうすんの?』と言われて絶句。もちろん人によると思いますが、やっぱり人と一緒に暮らすのは難しいなと」(Bさん)

 不動産業界で働く30代の男性・Cさんは、長く交際している女性がいるが、お互いに「同棲しよう」という話にはならない。このまま交際を続けて結婚するなら、別居婚も「あり」だと考えている。

「お互い一人の時間を大切にするタイプなので、同居は厳しいかな、というのが本音です。だからといって、彼女がいない生活は考えられない。僕は一人暮らしが長いので、一通りの家事はできるし、料理も問題ない。お互い自分のことは自分でやって、それぞれ依存しない生活を続けた方が、ずっと好きでいられる気がします。近所に住んで鍋料理を作って、鍋のまま彼女の家に持って行くのが夢です」(Cさん)

 多様性が尊重される時代、結婚したからといって同居に捉われない考え方があっても当然だろう。パートナーと一定の距離感を保ちつつ、お互い自由が奪われない関係性に注目が集まっているようだ。

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