家計

40代女性と再婚した70代男性、無駄な買い物減らし「妻に財産残したい」

お金を使う際の意識をどう変える?(イメージ)

お金を使う際の意識をどう変える?(イメージ)

「たったの3分で年間平均16万1642円が節約できる!」と話題の『細野真宏のつけるだけで「節約力」がアップする家計ノート2021』。11年連続で完売しているこの『家計ノート』シリーズのユーザーは、どんな家計管理術を実践しているのだろうか。著者である細野正宏さんが、読者の声から参考にすべきテクニックをピックアップ、家計管理の成功の秘訣を紹介する。

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成功の秘訣「これまでの自分の常識を疑う」

 家計管理をする意味には、「自分の行動を見える化」して、これまでは気付けなかった自分の習慣に気付ける、ということがあるのです。Iさん(55才・女性)も同様で『家計ノート』をつけることで生活改善へと、大きな変化を遂げています。

「『家計ノート』をつけることで、自分の無意識の行動が分かるようになったことは、かなり節約の意味において大きかったです。今まで当たり前と思っていた常識のおかしさに気付いて生活改善ができるようになりました。これまでは汚れ物を溜めるのがイヤで毎日洗濯していたんです。でも、それは絶対に必要なことではなかったんですよね。そこで、洗濯機を使うのを1週間に1度にしたら電気代も水道代も大幅に節約になって。

 さらに、洗濯機のゴミ受けがべっとりしていることに気付いて、これまでは、洗剤を入れすぎていた、という習慣にも気付いて。無意識で、多く入れたら綺麗になると思っていたんですね。洗剤の消費のスピードも激変して、そこでも節約になっています。この習慣は、シャンプーでも同じだったみたいで、これまで私は頭皮が弱くて病院へ行っていたんです。でも洗濯機の教訓からシャンプーを原液ではなく、薄めて洗うようにしてみたんです。そうしたら、皮膚トラブルまでなくなったんです。もちろん病院代やシャンプー代も減りましたね」

成功の秘訣「これまでの自分の生活を見直す」

 自分の生活を見直す、と言っても、実際に、どこをどう見直せばいいのか分からないという人が圧倒的に多いでしょう。これは『家計ノート』で自分の行動を「見える化」するとIさんのように根本から見直すことも可能なのです。

「まず『家計ノート』を書いてみて、いかに自分が買い物に行っているのかがよく分かりました。私は板チョコが好きなのですが、これは98円と100円以下で買える。で、安いから、と毎日のように買っていたことが一目瞭然となりました。でも、いくら98円と安くても100日買っていたら1万円近くになってしまう。しかも、高いチョコの場合なら、こってりして満足感を得られたりするのですが、安い物って満足感が全然ないんです。

 それで冷静に満足度を考えて、頑張った際に2000円のパフェを食べるメリハリのあるお金の使い方に変えたら、そっちの方が満足度も高いし、出費も大幅に減ることになりました。『家計ノート』で、自分の行動が見えるようになったらお菓子もそうですが『衝動買い』が本当に多いと気付きました。福袋もよく買っていて、その場は何となく満たされるけれど、実際には、その後は使わずにネットで売ったりして。『高く買って、安く売る』ってバカみたいだなと客観的に自分の行動を見ることができました。

 そこで、そもそもの『衝動買いの原因』になっていた買い物の回数を大幅に減らすことにしたんです。月1でコストコに行って、そこで本当に必要なものだけを安く買っておく生活にしたら、お金と時間の節約に成功することができました。するとゴミが大幅に減って、ゴミの量と消費の量の関係を把握できました。それまでは床をワイパー式の物を使って掃除していたのですが、なぜ掃除するとゴミが増えるの?と疑問を抱き、ホウキと雑巾に変えたらワイパーの消耗品のゴミやキッチンペーパーも大幅に減らせ節約に成功しました」

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