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コロナ禍の健康診断は不要不急か否か 会社員たちの間で分かれる意見

 一方で、コロナ禍で健康診断に抵抗を感じていたが、行ってよかったという人もいる。食品業界で働く30代男性・Cさんだ。昨年12月に健康診断を受診した結果、血糖値が高くなっていたことが判明した。

「コロナ太りかなと思っていたら、そんなやさしいものではなく、血糖値が高くて糖尿病の入り口付近にいる状態であることが判明。コロナ重症化リスクが増す可能性もあるということで、青ざめました。正直、それまでは『年齢的にコロナに感染しても重症化しないだろう』と甘く見ていましが、いざ自分が爆弾をかかえている立場になると、本当に行動が慎重になりますね」(Cさん)

 Cさんは飲食店を利用する際は極力テイクアウト、自炊にも力を入れるようになったという。休日に時々やっていた飲食店での昼飲みもやめることにした。感染対策を重視しつつ生活習慣を見直している真っ最中だ。

「正直、コロナ禍でわざわざ健康診断に行くのはためらいました。でも、僕のようなケースもある。自分の身を守るためにも、行ったほうがいいと思いました。『健康診断は不要不急ではなく、必要なもの』と考えていいのでは」(Cさん)

 コロナ禍に行かなくてもいいと考えもあれば、行って良かったという声もある。各人の事情で慎重な判断が求められそうだ。

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