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キラキラ、難読、イメージギャップ… 名前で苦労する人たちの嘆き節

名前はその後の人生に大きな影響を与える

名前はその後の人生に大きな影響を与える

 さまざまな願いや思いをこめて、親が子供につける名前。しかし、親の思いとは裏腹に、いわゆる“キラキラネーム”や読みにくい名前だと、その後の人生で苦労することも少なくない。そんな人たちの嘆き節を聞いた。

名簿で男子側に振り分けられる女子

 メーカーに勤務するYさん(女性/20代)は漢字1文字の名前。一見すると「男性の名前」のようにも見える。

「私の名前は、特にキラキラネームというわけではないのですが、初見で読める人はまずいません。男の子の名前としてはありきたりだからこそ、ややこしい。人名読みとしては“アリ”なようですが、珍しいのは事実です」(Yさん)

 小学校低学年の頃は、名前がひらがな表記なので問題はなかったというが、漢字表記になってから苦労することも多くなった。

「名簿で、男子側に振り分けられることはしょっちゅうでした。自分の名前を説明するとき、『この漢字を書いて○○と読みます』と最初から言うのですが、『えっ、この漢字でそう読むの?』などと、何度か聞き返されます。確認されるのが面倒な時は、最初からひらがなで書くこともあります。自分的には、珍しいし素敵な名前なので、気に入っているのですが」(Yさん)

キラキラネームはヤンキーっぽい?

 高校生のKさん(女性/10代)の名前は、漢字3文字。愛や輝といった漢字が入るその名前は、いかにも“愛情豊かに育ち、輝く人生を送って欲しい”という親の願いを感じさせるものだが、本人は「いかにもキラキラネームだし、ヤンキーっぽくて、イヤ」と縮こまる。

「どんな名前でも、まずは一発で読める名前が羨ましいです。私の知り合いにも“キラキラネーム”がいますが、全員読めないし、漢字3文字とか、当て字過ぎてヤンキーっぽい字面になる名前が多い印象です。

 そもそも、どうして名前にあてる漢字の読み方に制限がないのかわかりません。読んでもらえないし、こちらから読みを説明するのも恥ずかしい。以前、テレビで改名した人の番組を見ました。私も大人になったら改名しようかと思って、その方法を調べたりしています」(Kさん)

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