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コロナ禍の「パチンコ離れ」の受け皿は?ボートレースや競輪にハマる人々も

競輪のゲームアプリにハマる

 一方、パチンコをやめて競輪を始めたというのは、東京都の会社員女性・野村さん(仮名、40代女性)だ。

「パチンコに行くときは、少なくとも7万円くらいは財布に入れていたんです。それを全部使うことはないにしても、やっぱりついつい使ってしまう。競輪であれば数百円レベルのお金から楽しめるし、ネット投票なのでいつでもできる。今のところ、パチンコほどお金を遣わないで済んでいます」(野村さん)

 野村さんは「TIPSTAR」という競輪アプリを使っている。

「実際に競輪を楽しめるだけでなく、アプリそのものがゲームのようになっているんです。ガチャを引いて、アプリ内で使えるポイントを獲得し、それを元手にレースに投票することもできる。そういう楽しみもあります」(野村さん)

 スマホ1つで楽しめるのがボートレースや競輪の魅力のひとつ。とはいえ、ギャンブルには当然ながらリスクもある。前出・尾形さんが話す。

「手軽に何レースもの投票ができるので、気づいたらとんでもない額を負けていることもあるんです。1日に3万~4万円ずつ負けるのが1週間くらい続いた時には、さすがにこれはマズイと思いました。タガが外れると、パチンコの比ではない額を負けてしまうのが公営競技の怖いところ。いまは、1日に使う額を1万円までと決めて、どうにかその範囲でやりくりするようにしています」(尾形さん)

 手軽なことは魅力でもある一方で、のめり込みすぎる危険性も高い。ボートレースも競輪もあくまでギャンブル。適度な距離感は意識する必要がありそうだ。

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