吉田みく「誰にだって言い分があります」

楽しい女子会を険悪なムードに変えた「テイクアウトかデリバリーか」の大問題

 友人・Bさんは大手企業勤務のキャリアウーマン。意見をはっきりというタイプで仕切るのも上手、窪田さんグループの中でも目立った存在だという。

「『せっかくの集まりなんだから、多少値段が高くても便利なものを使って皆の時間を楽しもうよ!』と、Bは言いました。久しぶりの集まりだったので、私と他の友人・CもBの意見に賛成。でもAには響かなかったようです」

 Bさんの発言に気分を悪くしたのか、Aさんは意固地になってしまったという。結局、Aさんは車を使って2軒をはしごし、テイクアウトで料理を調達した。デリバリーサービス利用料は浮いたものの、Aさんの到着を2時間近く待つことになってしまった。そのこともあり、AさんとBさんは一切会話を交わさず、Cさんと窪田さんは2人の顔色を伺うという、気まずいランチ会となってしまったそうだ。

「Aは結果的に安く済んで嬉しそうでした。でもBは場の雰囲気を壊されたと思っているのか、気持ちが顔にハッキリと出ていました……。お金に対する価値観って難しいですね」

 手間と時間を短縮できるデリバリーサービス。メリットと感じられる人もいれば、割高な利用料をデメリットと考える人もいるようだ。収入や生活スタイルなどによって、その価値観は大きく分かれそうである。

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