住まい・不動産

自治会費を辞退するとゴミ集積所使えない… 地方移住の過酷なルール

都会ではなかった意外な生活ルールも…(イメージ)

都会ではなかった意外な生活ルールも…(イメージ)

 さまざまなインフラの整備やネット環境の発達、さらにはテレワークの広がりによって、都市部から離れた場所に移住することのハードルは下がったと言われている。読売連合広告社が平成30年10月に実施した「地方移住に関するアンケート調査」(移住経験者人数790人)では、移住先選びの条件としては過去5年連続で「就労の場があること」がトップ。次に「自然環境が良いこと」が35.1%、「住居があること」が28.8%、「交通の便が良いこと」が14.8%などという結果となった。

 一方、同アンケートでは、都会から移住した人の16.1%(約6人に1人)が、移住離脱者になったという結果も出ている。田舎暮らしもそう簡単ではないのだ。特に問題となりやすいのが、人付き合い。実際に地方へ移住した人の、コミュニケーションに関するエピソードを紹介する。

北海道・28才・女性のケース

 自然豊かな環境で子育てができるのは最大のメリットだけど、子供を連れて遊びに行く場所がない。私の定番は町役場の中のキッズルームか図書館。巨大スーパーのフードコートでママ友とランチができる人たちがうらやましい!

岡山県・32才・女性のケース

 自治会費が年に3万円と聞いて辞退したら、「それならゴミ集積所は使わせない」と言われ、うちのゴミだけ取り残されるようになったんです。役場に相談に行っても、「地域の人とうまくやってください」と冷ややかにあしらわれて渋々退散。マイカーにゴミを積んで自分でゴミ処理場まで運んでいます。

富山県・47才・女性のケース

 近所の農家のかたが玄関に野菜を置いていってくれるのはありがたいんですが、ある日、キッチンの冷蔵庫のなかに魚介類が入っていたときはヒイ~ッと悲鳴をあげてしまいました。それ以外にも、雨が降ったのであわてて帰宅したら、干していた洗濯物が勝手にとりこまれていて、ご丁寧にも畳んでおいてくれた、なんてことも。

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