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がん免疫療法や重粒子線治療に数百万円「高額医療」を選んだ人々の後悔

 前出の一石医師はこう話す。

「重粒子線治療は、がん細胞をピンポイントで攻撃し、正常細胞へのダメージが少ないのが特徴です。先進医療の認定を受けていますが、高額療養費制度の適用外だから再発や転移があれば、そのたびに高額な治療費がかかる。とくに高齢患者は、中途半端に調べて“最新の治療”に飛びつくのではなく、限られた資産からどこまでお金をかけるかを考えるのが望ましい」

 そのためには、医師と納得がいくまで相談を重ねることが重要になる。

※週刊ポスト2021年5月21日号

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