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吉田みく「誰にだって言い分があります」

監視社会と化した地方都市、「好きな服も着られなくなった」20代女性の苦しみ

2021年6月17日 15:00 マネーポストWEB

地域の密な人間関係が、窮屈な相互監視に変貌することも(イメージ)
地域の密な人間関係が、窮屈な相互監視に変貌することも(イメージ)

「3密回避」や「不要不急の外出自粛」……。新型コロナウイルスの感染拡大以降、1年以上も続く窮屈な日常生活で我慢を強いられる反動からか、他人の行動に過剰反応する“マスク警察”や“自粛警察”なども各地で出現している。人口密集地に比べて感染者数が少なく付き合いが密な地方では、住民同士で監視が行き過ぎることもあるようだ。20代女性にフリーライターの吉田みく氏が話を聞いた。

 * * *
 関東地方のある地方都市に住む飲食業、松田千絵さん(仮名、24歳)は、趣味の一つであったオシャレが、コロナをきっかけに楽しめなくなってしまったという。

「学生時代から目立つファッションが好きでした。バイト代や給料が洋服代で消えることは当たり前。近所の人からは『オシャレだね』と、良く褒められたものです。しかし最近、そのファッションスタイルが原因で、周囲からあまりいい印象を持たれていないことを母親から伝えられました……」(松田さん、以下同)

 松田さんが住む地域は、都心まで電車で2時間以上はかかるのどかなところ。近所付き合いも密で、子供の頃から顔見知りのため、みな親戚のように接してくれるという。これまで良好な関係が築けていたのだが、昨年来の新型コロナウイルス感染拡大の影響で、近所の住民同士がお互いの行動を監視するように変化したそうだ。

「高齢者が多い地域ですので、コロナには敏感。他県ナンバーが通過しただけでもヒソヒソ話がはじまります。私も自粛生活を送っていますが、服装が派手なので目立ってしまい、『オシャレして都会に出かけてるんじゃないか』とか、『近所に行くだけならあんな格好しなくてもいいのに』などと、噂されているようです」

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