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【ドル円週間見通し】底堅い値動きか、今週は米小売売上高とFOMC議事要旨発表

・8月16日-20日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(日)4-6月期国内総生産 16日(月)午前8時50分発表予定
・予想は、前期比年率+0.5%
 4-6月期は東京都など4都府県に緊急事態宣言が発令された。その後も期間の延長や対象地域の拡大が行われたことで、対面型サービスを中心として個人消費は著しく抑制されたことが低成長率の要因。輸入増加で外需寄与度はマイナスになると予想されていることも経済成長を抑制したようだ。1-3月期の成長率は上回る見込みだが、日本経済の停滞を示唆する内容になりそうだ。

○(米)7月小売売上高 17日(火)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比-0.2%
 参考となる6月実績では、主要13分野のうち9分野で売上高が増加したが、自動車・同部品ディーラーの売上高は減少。7月については、衣料品、電気製品の売上高は前月並みとなる可能性があるが、自動車・同部品ディーラー、オンラインの売上高は減少する可能性があることから、全体の売上高は減少する可能性がある。

○(米)7月鉱工業生産 17日(火)午後10時15分発表予定
・予想は、前月比+0.5%
 原材料の供給不足や出荷遅延、熟練労働者の不足などで生産が抑制されており、製造業の生産水準はさえない状態が続いている。この状況は7月も大きく変わらないと予想されており、やや小幅な伸びにとどまる可能性がある。

○(日)7月貿易収支 18日(木)午前8時50分発表予定
・予想は、+2049億円
 先行指標となる7月上中旬の貿易収支は144.92億円の赤字だが、赤字幅は前年同期比-90.6%と大幅に減少した。昨年7月は最終的に小幅な貿易赤字となったが、今年7月については輸出増加で黒字となる見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・16日(月):(中)7月小売売上高、(中)7月鉱工業生産、(米)8月NY連銀製造業景気指数、(米)6月対米証券投資
・17日(火):(英)7月失業率、(欧)4-6月期ユーロ圏域内総生産改定値
・18日(水):(NZ)NZ準備銀行政策金利発表、(米)7月住宅着工件数
・19日(木):(豪)7月失業率、(米)7月景気先行指数
・20日(金):(日)7月全国消費者物価指数、(英)7月小売売上高

【予想レンジ】
・109円50銭-111円50銭

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