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【ドル円週間見通し】米量的緩和策の早期縮小への思惑残る

・9月27日-10月1日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)8月耐久財受注 27日(月)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比+0.6%
 参考となる7月実績は前月比-0.1%。民間航空機・同部品の受注減少が主な要因。民間航空機以外の受注は強弱まちまち。8月については、民間航空機の受注増は期待できないこと、自動車・同部品や金属、機械の受注は減少する可能性があるため、全体的には前月比マイナスとなる可能性がある。

○(米)9月CB消費者信頼感指数 28日(火)午後11時発表予定
・予想は、115.0
 参考となる8月実績は113.8。新型コロナウイルスの感染再拡大が警戒されていること、雇用、インフレ見通しは不透明であることから、信頼感指数の大幅な改善は期待できない。8月実績並みの水準にとどまる見込み。

○(日)7-9月期日銀短観概要 10月1日(金)午前8時50分発表予定
・予想は、大企業製造業DIは13
 参考となる4-6月期実績は14。米国の景気拡大や世界的なIT需要の増加により、製造業は輸出の増加を起点に景況感が大きく改善した。7-9月期については、外部環境の改善が続いているが、新型コロナウイルスの感染流行は終息していないことから、DIの変化幅は横ばいか、若干マイナスとなる可能性がある。

○(米)8月コアPCE価格指数 10月1日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、前年比+3.6%
 参考となる7月実績は+3.6%。インフレ加速を示唆するデータは増えていないが、一部で供給不足の状態が続いており、前年比では+3%超の水準を維持する見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・9月28日(火):(米)7月S&P/コアロジックCS20都市住宅価格指数
・9月30日(木):(中)9月製造業PMI、(中)9月非製造業PMI、(欧)8月ユーロ圏失業率、(米)4-6月期GDP確定値
・10月1日(金):(日)8月失業率、(欧)9月ユーロ圏消費者物価指数、(米)9月ISM製造業景況指数

【予想レンジ】
・109円50銭-111円50銭

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