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【ドル円週間見通し】底堅い動きか 今週はFOMC議事要旨発表も

・4月4日-8日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(米)2月貿易収支 5日(火)午後9時30分発表予定
・予想は、-889億ドル
 参考となる1月実績は-897億ドル。輸入の増加によって赤字幅は市場予想を上回り、一段と拡大した。2月については輸出額が急増する可能性は低いとみられており、輸入に対する需要が依然として堅調であることから、貿易赤字額は1月実績に近い水準となる可能性がある。

○(米)3月ISM非製造業景況指数 5日(火)午後11時発表予定
・予想は、58.3
 参考となる2月実績は56.5で1月実績を下回った。新型コロナウイルスの冬場の感染再拡大の影響が消えていなかったようだ。3月についてはロシアによるウクライナへの軍事侵攻の影響が表面化するが、雇用情勢の改善、サプライチェーン(供給網)の逼迫は解消されつつあること、受注残は高水準を維持していることから、2月実績を上回る可能性がある。

○(欧)2月ユーロ圏小売売上高 7日(木)午後6時発表予定
・1月実績は前月比+0.2%
 参考となる1月実績は前月比+0.2%の小幅な伸びにとどまった。インフレ進行の影響が出ているようだ。ネット通販も低調だった。2月については、高インフレの影響が引き続き残ること、食品や飲料の販売は伸び悩んでいることから、売上高の伸びは1月実績を下回る可能性がある。

○(日)2月経常収支 8日(金)午前8時50分発表予定
・予想は、+1兆4885億円
 参考となる1月実績は-1兆1887億円で赤字幅は市場予想を上回った。貿易収支は-1兆6043億円、第1次所得収支は+1兆2890億円。2月については、第1次所得収支の黒字幅が大幅増加すること、貿易赤字の縮小が予想されることから、経常収支は1兆円を超える黒字となる見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・4日(月):(独)2月貿易収支
・5日(火):(豪)豪準備銀行政策金利発表
・6日(水):(中)3月財新サービス業PMI
・7日(木):(豪)2月貿易収支、(独)2月鉱工業生産
・8日(金):(加)3月失業率

【予想レンジ】
・121円00銭-124円00銭

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