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「生活は破綻してないけれど…」パチンコ依存症“予備軍”の危ない日常

「一人で悩まず、家族で悩まず、まず!相談機関へ」5月14~20日は、ギャンブル等依存症問題啓発週間

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1日2万円までなら“負けても当たり前”

 一方、パチスロで作った借金を抱えているものの、その状態が当たり前となってしまっている人も。神奈川県に住む会社員の北野さん(仮名、30代男性)が明かす。

「もう15年くらい毎日のようにパチスロを打っています。仕事がある日でも、夜の8時とかから打ちに行きます。基本的に勝ち負けは関係ない。“負けてもいいからとにかく打ちたい”というのが本音。1日2万円までなら“負けても当たり前”です」(北野さん)

 北野さんは、20代前半の頃に消費者金融を利用するようになり、それから10年以上にわたって借金を抱えた状態が続いている。

「借金の総額は80万円から100万円くらいを行ったりきたり。すぐに完済できるような感じではないのですが、総額が劇的に増えることもない。生活が破綻することなく10年以上続いているし、“この状態がキープできれば問題ない”と思っています。借金があることは周囲には知られていないので、心配されるようなこともありません。

 もちろん、できることなら借金を返したいという気持ちもあります。でも、そのためにパチスロをやめなければならないというのは、ちょっとムリ。こういう考え方が依存症ということなんでしょうか」(北野さん)

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