キャリア

子供や孫にお金を渡すデメリット 老後資金が底をつき家族関係にヒビが入る例も

 もちろん、結婚祝いや孫へのお年玉をケチる必要はない。お小遣いはあげても、度を越した援助をしなければいい。

 とはいえ、子供への援助にしろ、日々の生活費にしろ、どこからが「度を越している」といえるのだろうか。

「退職する前なら、収支がプラスであれば、外食や旅行など、時にはぜいたくに使ってもいいでしょう。リタイア後は、毎月どれくらいのお金がかかるか、90才まで生きるならいつ、どんなお金が必要になるか概算する必要があります。ぜいたくするのは、そうして計算した必要資金を確保してから。

 いまの時代は銀行預金だけでは増えないので、できれば高齢になっても投資信託での運用はすべきです。そのための準備や勉強を、いまからしてほしい。つみたてNISAもめんどうだったり、抵抗感があるなら、せめて個人向け国債を。変動10年型なら、いまは0.13%くらいの金利はあるので、銀行預金よりは増えやすい」(横川さん)

 楽天銀行やUI銀行など、現在、金利が0.1%前後のネット銀行も増えているので、新たに口座を開設するのもひとつの手だ。お金は貯めるだけでなく、使うのも管理のうちだと心得たい。

※女性セブン2022年6月2日号

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